藤井日達上人
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三障四魔

三障四魔
お釈迦様がそこの菩提樹の下で成道正覚、仏様になられました。尊い場所になりました。あなた方の今後一代の仕事の始めの場所は仏足山であります。工事は出来ても出来なくてもそれはかまいません。それは、あなた方は自己の菩提心を今後育てあげることに気を付けねばなりません。そこに粗悪な考えを持ちますと将来一代の内に躓きが起こります。誘惑は一代、何方からでもやって来ます。金銭の誘惑、名誉の誘惑、様々な五欲の誘惑、様々なものが集まりまして、そこに引かるれば菩提心と共にあなた方が暮らすことが出来ません。それは世間一般の人の生活であります。そこに戻るならば、今日の出発は無意味になります。
日本山の中に大勢のお弟子を育てましたが、皆長い遠い菩薩行という一代の仕事の中に、最後まで最初の発心を清く保つことは困難であります。たまたま二、三のここにおる人はわずかに西天開教の中にも残りました。成功すれば成功して失敗。不如意なことは弾圧を受ければ、それで屈伏してしまう。それから、年とともにやはり様々な菩提心に障りのあることがみんな魔性であります。その魔性が、三障四魔で病魔も一つ、死魔という死、死ぬるということも一つ、煩悩魔もあります。こういう魔性が、様々形を変えて、手を変えて、あなた方の菩提心の清らかな仕事をつまずかせます。つまずかない人が千人に一人出来なければならない。その数に入られたんです。最後臨終の時に、一代の我が一生を返り見て、後悔のない、喜びのある、そういう一代を作って下さい。
(昭和五十二年九月二十二日)

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