藤井日達上人
TOP

出家の功徳

法華経の中に、世の中の闇を照らすために、御題目=南無妙法蓮華経を伝える人が出るという御経文があります。日蓮大聖人様は、この経文を御覧なさって、「この文の心、よくよく案じさせ給え」と言って深く考えなさいました。法華経が、現実の我が身によって社会に生きていくわけであります。その仕事をするには、やはり出家という生活が一番思うように行きます。
善いことをしようと思えば、誰にもはばからずにできます。家庭があれば、親を思い、子を思い、それからまた、生活のことを考えねばならない。ただ善いことだけをするには、出家は生活の問題もなければ、家庭の問題もありません。どんなにでも、心のままに善いことができます。これが出家の功徳であります。
今、日本山にいく名かのお弟子がおりますが、この人々が世界に足跡を残して、やがて来るべき世界平和の基礎を作りつつあります。そういうことを世間が認めました。善いことでありましょう。末法という、世間から仏法がなくなった時に、仏法の中に入って、困難を排除して法華経を弘めていく。一人一人つかまえて説教しなくても、この仕事そのものが、世界を動かして行く基礎になります。こういうことをするのが、我々日蓮大聖人様のお弟子のお仕事であります。
(昭和五十七年八月六日 広島道場御誕生会)


20101219-CIMG0498.jpg

桃尾の滝     

出家の特権

出家の特権
・・・前略・・・ 此れはどう云うものか、其処に立場が相違しておる様であります。其の相違は、日本の政府は軍拡ー軍備拡張政策を取っております。私は、軍備全廃を考えております。
此処に其の行き違いがあります。
別に悪い事をした訳ではありませんけれども、意見の対立が有ります。此の政府の考え方も、日本の平和憲法には抵触します。そうして世界の現代の人類の要求にも反します。何とか此の考え方を折伏せねばならない。それが我々の御修行です。其処で政府関係の者は、日本山に対しては非常に冷淡で、恐怖・疑惑を持っております。それで良いかと思います。
此れで、政府に認められたら大変であります。
我々宗教家と云う者は、他に何も取り柄は有りません。進む道を間違った政治や権力や経済力に動かされないと云う。自分で貧乏はしましても、何も経済的に何処からも支配を受けない。
権力的に何処から弾圧を受けても、一寸も恐れない。こう云う生活が出家の特権であります。

お役所に付いておるとか、何か職業に付いて居れば、それが出来ません。
家庭が有れば、其処に躓きがあります。
日本山の特権は、只正しい事を見出して、それを守って行く事。あらゆる迫害の困難の、それから悪口の中傷の、そんな事は、何ぼ有っても、悪い事さえせにゃ、怖くありません。
(昭和五十六年十一月二十二日朝 インド竹林精舎本堂)

TOP
<< 1 >> 1ページ中1ページ目

カテゴリー

最近の記事

アーカイブ