藤井日達上人
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大乗の利生

【毒鼓】 折伏
 人間は必ずみな社会生活を営んで生活する。社会生活の中に、もろもろのあらゆる苦患が発生する、これを娑婆世界の苦諦という。苦諦の根源を集諦と云う、集諦は悪業、煩悩である、悪業、煩悩を断絶するものを道諦と云う。道諦は世間の政治のもあり、出世間の人々にもある。
道諦を修行して到達する境涯を滅諦と云う、仏法にいわゆる寂滅涅槃の境涯を云う。
滅諦の境涯は世間にもある。「吹く風、枝を鳴らさず、雨壌を砕かず、代は義農の世っとなりて、今生には不詳の災難を払い、長生の術を得、人法ともに不老、不死の理り顕わるる時」である。
人間の社会生活を平和安穏ならしむるものは、すべて。これ仏法の道諦である。これを大乗の利生という。

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