藤井日達上人
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大悪魔王

   大悪魔王
 仏法では人間の寿命を奪う者、凶器を振りまわして、正義の人を脅迫する者を悪魔と名づけてあります。人間社会において、凄惨きわまりなき殺人破壊の集団的戦争を行うは、まさしく悪魔の行為であります。
悪魔といえども、いまだかって採用せなかった。人類全滅の凶器の核兵器を、アメリカは振りかざして日本国を蹂躙し、アジアの天地を脅迫しております。
第2次世界大戦終了後、日本国をはじめ世界各国に、平和が風靡する中に、アメリカは戦勝の酔い心地に乗じて、1950年6月25日、南朝鮮、すなわち大韓民国政府を教唆して、北朝鮮、すなわち朝鮮民主主義人民共和国に対して、侵略戦争を挑発させ、 マッカーサーを総指揮官として、二百余万の大兵力と、莫大なる戦争機械を使用して、交戦せしのみならず、事実を曲げて、反対に、北朝鮮が侵略戦争をすると宣伝し、国連加盟国十五ヵ国の軍隊派遣を要請し、国連軍の名を藉(か)って、北鮮に侵入し、一時、北朝鮮地域を占領しました。この期間中に、数十万の無辜の平和の住民を、集団的に虐殺しましたけれども、結局、祖国解放戦争に蹶起したる朝鮮人民の前に、跪いて、停戦協定に調印せざるを得なくなりました。
第2次世界大戦終了後、世界平和の希望をもってできたる国連が、朝鮮戦争によって、その性格を暴露し、あたかもアメリカの侵略戦争の一機関の如き印象を残して、次第にその機能を麻痺しました。
今度の越南戦争平和解決のためにも、国連が何らの効果的活動をすることができなかったのは、そのためであります。
アメリカは、その後、執念深くアジア・アフリカ・ラテンアメリカなど後進国と言われる地域に起こる民族解放戦争、植民地化への抵抗、生存を要求する土地解放というがごとき、民衆の闘争の意義を理解することなく、いずれの闘争も、一律に共産主義者の扇動と援助、北からの侵略によるものと断定し、到ところに、これら反乱軍鎮定のために、特殊戦争を展開しております。
この場合、アメリカ人の軍隊は、住民の味方を得る事ができず、いつも孤立の状態に在るが故に、戦争の結果もまた、不利を招く事が多いのであります。そこで、アメリカ軍は反乱軍殲滅戦争を決行し、アメリカに協力せざる住民等もまた、巻き添えにして、老幼男女、無差別に殲滅する戦争方式を採用しました。かくのごとき殲滅戦争の犠牲となる住民大衆の怨嗟の中においては、特殊戦術も、新兵器も、充分の効果があがらず、やむを得ず、長期間、泥沼戦争に膠着せざるを得なくなります。
長期泥沼戦争から脱出せんがためにには、アメリカは限定戦争場において、核兵器の使用に踏み切ることになるでしょう。すでに越南には、限定戦争用の戦術核兵器部隊を送り込み、南支那海には、第7艦隊の通常兵器・核兵器を、あわせ備えたる戦力が展開しております。さらに太平洋には、核兵力機動部隊を配置して、アジアにおいて、越南を支点とする、全面核戦略体制を進行せしめております。
人類全滅の凶器・核兵器は、第二次世界大戦の末期、アメリカによって、日本国の広島と長崎とに投下され、一瞬にして、全都市を廃墟と化し、数十万人の非戦闘員の老幼婦女の寿命を奪い去りました。
アメリカは、人間世界において、未曽有の、大量にして、しかも残酷なる殺人破壊を行える原爆の被害を見て、毫(ごう)も懺悔の心なく、かえって冷笑を浮かべ、爾来、国力を傾けて、核兵器の開発につとめ、今や、人類全滅を幾回も繰り返すに、充分なる準備を完了しております。
これを実戦場に応用せんとするのが、全面核戦略体制であります。「数々戦い、数々勝つ者は禍なる哉。そは人の怨みを受くべければなり」と、古の兵書に戒めてあります。
アメリカの特殊戦争も、局地戦争も、世界の人の怨嗟の的となっております。
さらに全面核戦争を行う、大悪魔王、最後の悲劇を地上に演ぜんと欲するのでしょうか。止めよ止めよ殺人破壊、汝、人間の面皮に対して
(1965年頃)


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朝鮮戦争


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ベトナム戦争 水攻めの拷問をするアメリカ兵


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原子爆弾被爆者 広島・長崎 


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