藤井日達上人
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王舎城の復興と麻薬青年

王舎城の復興と麻薬青年
 次に王舎城の復興であります。まず竹林精舎の復興を計画致しました。その設計は日本山のインドのご信者に頼みそれに従ってもう工事が始まっております。これは四面三十三間の大きい建築でありますが、王舎城には大勢の人が集まり、その宿泊所がありませで、それにもあてます。ここが落慶しますと、日本から文化事業を起こす人々が集まり仕事が出来ると思います。
所詮、今後の世界仏教はサンスクリットの研究でもなければパーリ語の研究でもなく、現代から未来にかけて仏法を人類界の上に役立てていくにはどうすればよいのかということが問題になると思います。そのめの研究の場所を造ります。日本にも仏教大学はありますけれども、どの大学からも宗教家というものは出ておりません。
物知りだけが出て、習った学問で渡世をするというだけであります。日本の仏教大学を出た者のほとんどが現代の人類の為に何の役にたっていない。
役に立つ仏法ーー日本の仏法を王舎城で教えねばならい。それを復興させて、世界の平和、人類の救済にあたらねばなりません。今後の王舎城の仏教大学は、日蓮大聖人さまの立正安国論のご講義になると思います。そうすれば日本語も教えなければなりません。あらゆることに間に合うように設備しておきたいと思います。
だいぶ前のこと、多宝山に宝塔建立する時に、ときの大統領が日本山に三百エーカー提供すると、こちらから頼まないのに言ってきました。
多宝山に宝塔が建って、そこに日本の漫遊の青年たちが集まり、悲しい事に麻薬を吸っておりました。麻薬を吸って何か錯覚を起こして、楽しい世界が見えるとか仏教の信仰がこれで出来るとかいうことで大勢集まりまして、麻薬の毒にあてられて一日中ふらふらしてご修行もしません。ただ雑談にふけってり楽器を弾いたりして楽しく暮らす。これが警察に知れ、政府の耳に入りました。そして中傷が起こりました。「日本山は麻薬青年を集めて宝塔を建てている」。これが飛躍して
「日本山の裏にはCIAの手が入り、そこからお金が出ている」などと言われ、たちまちこの三百エーカーの話は立ち消えになりました。麻薬を吸っていた貴方に、麻薬を吸う事は悪いとも良いとも私は申しませんけれども、日本山に入ってそれをなさったことが日本山の西天開教の躓きとなった。この罪は貴方がたが負わねばならない。
それで、インドの政府がそういう見解に立てば、もはや私がいても布教は難儀するだけでありますから、インドを立って他にまいりました。それがヨーロッパ開教となりました。 (1979年9月28日)


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竹林精舎


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竹林精舎 日本山妙法寺   
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